酒米の新品種 来年度に栽培始まる予定
2025年9月4日(木) 18:48

協議会には、県酒造組合をはじめ、製造や観光・経済団体などから約20人が参加しました。
大阪・関西万博で行った試飲体験など、魅力発信の取り組みについて出席者から報告があった後、現在、開発が進められている新しい酒米の品種について説明がありました。

県によりますと、温暖化の影響で、既存の品種「吟吹雪」などの収穫や品質が不安定になっていて、2016年度から「滋賀酒85号」の開発が進められています。

2022年から2024年の1アールあたりの平均収量は「吟吹雪」の約2倍で、口当たりが良くまろやかだということです。
近江の地酒もてなし普及促進協議会の松瀬会長は「『吟吹雪』の収量が悪くなったのは、すごく残念だが、新しい酒米に本当に期待していて、それをきっかけにして皆さんの気持ちを高めていきたいと思っている。楽しみにしている」と話していました。

新たな品種「滋賀酒85号」は、来年度に一般栽培を始める予定ということです。