死体遺棄ほう助の罪で公判中の裁判所事務官を懲戒免職処分
2025年9月4日(木) 18:58

大津地方裁判所は、長浜市の住宅の冷凍庫に女性の遺体が遺棄されていた事件で、死体遺棄ほう助の罪に問われている大津地裁長浜支部の裁判所事務官の男を4日付で、懲戒免職処分にしたと発表しました。
大津地裁長浜支部の裁判所事務官だった被告の男(49歳)は、長浜市四ツ塚町の自宅の冷凍庫に、今年4月2日まで、4年以上にわたって女性の遺体が放置されていた事件で、父親と共謀し、冷凍庫の電気代を負担し、周辺に消臭剤をまくなどしたとして、死体遺棄ほう助の罪に問われています。
大津地方裁判所は、処分を行うに足りる事実確認ができたとし、4日付で被告の男を懲戒免職処分としました。大津地裁の小倉哲浩所長は、「法令を厳に遵守すべき裁判所職員が、このような不祥事を起こしたことは極めて遺憾。」とし、法令遵守の意識を一層高めるよう引き続き職員に指導を行い、信頼回復に努めていきたいとコメントしています。