口座情報盗まれ不正送金 ボイスフィッシング詐欺相次ぐ 被害は3億4000万円に
2025年11月28日(金) 19:35
滋賀県警サイバー犯罪対策課によりますと、県内の事業所に銀行を騙った自動音声電話があり、事業所の担当者がガイダンスに従って電話機を操作したところ、電話に出た銀行員を装う男から「更新をしないとインターネットバンキングが使えなくなる」などといわれたということです。

その後、届いたメールから誘導されたフィッシングサイトで銀行の口座情報を盗まれ、インターネットバンキングで多額の預金を不正に送金されたということです。
これまでのところ、県内に事業所を持つ18の企業が被害にあっており、あわせておよそ3億4000万円が不正に送金されたということです。

警察では、不正アクセス禁止法ならびに電子計算機使用詐欺の疑いで調べを進めるとともに、同様の手口による被害は全国的に広がっていることから、注意を呼び掛けています。
またインターネットバンキングを悪用された滋賀銀行では、自動音声や電話などで顧客情報を聞くことは無いとして銀行を騙る不審電話には、絶対に対応しないでほしいとしています。