特殊詐欺 警察官を騙り約1億8600万円の被害
2025年12月15日(月) 19:18
11月、滋賀県草津市の教員の男性が警察官を騙る男などから電話で「詐欺の資金洗浄に関与した疑いがある」などと言われ、現金で約1億8600万円分の暗号資産をだまし取られました。被害を受けたのは、草津市に住む40代の教員の男性です。
警察によりますと、男性は11月15日、警視庁の警察官を騙る男から「あなた名義の口座に詐欺の被害金が送金されている」「捜査をしている秋田県警まで出頭してください」などの電話がありました。
その後、秋田県警の警察官や検事を騙る男らと通信アプリでやりとりするようになり、制服や警察手帳を見せられ、「あなたは詐欺の資金洗浄に関与した疑いがある」「あなたの口座で保有する全ての現金の紙幣番号を確認する必要がある」などと言われ、これを信じた男性は11月27日までに5回に渡り暗号資産を送金し、現金で合わせて約1億8600万円分の暗号資産を騙し取られました。
警察は、特殊詐欺事件として捜査するとともに、警察官などを騙り暗号資産の送金を指示するものは詐欺とみて、必ず警察に相談するよう注意を呼びかけています。