滋賀銀行グループ決算 純利益は過去最高
2025年5月12日(月) 18:51


滋賀銀行が、9日発表した今年3月までの決算によりますと、一般企業の売り上げ高に当たる経常収益は1331億円で、去年3月期と比べ8.5%増加しました。
また最終的な利益にあたる純利益は、前の年度よりも17.4%増えた187億2000万円で過去最高になりました。
貸出金の利息が残高や金利の上昇により増えたことや、法人向けコンサルティング手数料収入の増加などが利益を押し上げたということです。

なお、アメリカのトランプ大統領による関税政策の影響など、今後の県内経済の見通しについて滋賀銀行・遠藤良則常務は「トランプショック等がある中、企業心理もやや慎重になっておられるように感じている。物価高騰が個人消費を弱含みさせているという捉え方をしている。それも含めて、地元経済や取引先の下支えをしっかりしていく」との考えを話しました。
なお、今期の見通しについては経常利益が283億円、純利益はおよそ200億円を見込んでいるということです。