事故を未然に防げ スタントマンが交通事故を再現
2025年5月14日(水) 19:11

悲惨な事故をなくすため、滋賀県草津市の中学校では、スタントマンが自転車事故を再現し、事故を未然に防ぐことの大切さを伝えました。
13日行われたのは、目の前で交通事故を再現する「スケアード・ストレート方式」と呼ばれる教育方法です。交通事故の恐怖を体感し、それにつながる危険行為を未然に防ぐことを目的としています。
草津市では、自転車を利用する機会が多い中学生に向けて、2014年から毎年行っていて、草津中学校の全校生徒、約750人が参加しました。
グラウンドを道路に見立て、最も事故が多い速度とされる時速40キロで走る車と自転車がぶつかった場合の衝撃や、歩行者と自転車との衝突事故などが再現されました。
再現を行うのは、映画やドラマで活躍するプロのスタントマン。実際の事故に匹敵する迫力に生徒たちは息を飲んでいました。
草津市によりますと、自転車事故が多いことをうけ、今年度から開催する学校数を2校から3校に増やし、時期も秋だったものを新年度に入ってすぐのこの時期に変更したということです。