高島市 自衛隊の射撃訓練の再開認める
2025年8月7日(木) 19:26

この問題は、今年2月、高島市にある饗庭野演習場で、実弾射撃訓練中に発射した1発の砲弾の行方が分からなくなり、その後目標としていた区域から西へ約2キロ離れた演習場内で破片の一部が確認されたものです。

陸上自衛隊は、問題が発生した直後からすべての射撃訓練を中止していましたが、全火器の安全確認を実施するなどの再発防止策をまとめ市や住民らに対しても説明したとして、7月30日、高島市に対し射撃訓練の再開を了承するよう求めていました。
そして7日、高島市役所では、今城克啓市長が射撃訓練の再開について回答しました。

高島市・今城克啓 市長「今回、示された再発防止策等については、一定の評価ができる内容であること、さらには我が国を取り巻く安全保障環境が極めて厳しい状況にある中、訓練により援護を高めていただくことの重要性、必要性は十分理解できることから、本日付けをもって再開を容認することといたします。」と述べました。
陸上自衛隊中部方面総監・遠藤充陸将は「事故の再発防止策を徹底し、厳格な安全管理体制のもと、訓練を実施する。」と述べました。

射撃訓練の再開を認めた理由について、今城市長は「全隊員に対して、この地域は市民の暮らしと自衛隊が共にある、市民の暮らしがすぐ横にあるということの安全教育を徹底するということ。これをしっかり実行していただけるということが確認できたので、決めてとなった。」と述べました。
なお、正式な再開日については後日、陸上自衛隊から高島市に連絡されるということです