下水道管の全国調査 滋賀県の緊急対策必要は320m
2025年9月17日(水) 18:37

国土交通省は、今年1月に埼玉県八潮市で発生した道路の陥没を受けて、直径2m以上かつ30年以上経過した下水道管や、埼玉県での事故と似た構造の下水道管などを優先にした調査を全国の自治体に要請していました。
17日の滋賀県の発表によりますと、県が実施対象となった下水道管の内部や地下の空洞箇所の有無を調査した結果、下水道管の腐食が進み1年以内に速やかな対策が必要とされる「緊急度I判定」が、守山市小島町の市道で320メートルあったということです。
県では、修繕や下水道管の交換を含め、速やかに対策を実施するとしています。
また応急措置の上、5年以内に対策が求められる「緊急度Ⅱ判定」は、草津市・守山市・野洲市など8カ所であわせて約3.8キロメートルでした。

なお、路面が陥没する可能性が高い空洞はありませんでした。
県では12月末までに優先箇所すべての調査ができるよう進めています。