滋賀で44年ぶり「国民スポーツ大会」が開幕
2025年9月28日(日) 19:43


国内最大のスポーツの祭典、第79回国民スポーツ大会「わたSHIGA輝く国スポ」が28日開幕し、彦根市で総合開会式が行われました。
1981年以来、44年ぶりに滋賀県を舞台に開幕した国民スポーツ大会。

総合開会式のウェルカムフェスタ、そしてオープニングプログラムでは、タレントの宮川大輔さんと、びわ湖放送の黒川彩子アナウンサーがフィールド司会を務め、会場を盛り上げました。

式典には天皇皇后両陛下が出席され、47都道府県の最後に滋賀県選手団や関係者、およそ700人が笑顔で入場しました。天皇陛下は「選手の皆さんが、日頃の練習や努力の成果を十分に発揮されるとともに、お互いの友情を育み、地元滋賀県の皆さんとの交流を深められることを願っています。『湖国の感動 未来へつなぐ』をスローガンに、多くの人々に支えられて開催されるこの大会が、長く心に残る、実り多いものとなることを希望し、総合開会式に寄せる言葉といたします。」と述べられました。

フィールドの中央には、マザーレイクゴールズ、MLGsマークの炬火台と、学習船「うみのこ」をモチーフにした点火台が設置され、日本人として初めて、陸上・100メートルで9秒台を記録した彦根市出身の桐生祥秀選手や、東京オリンピックの競泳で、日本の女子選手として初めて2つの金メダルを獲得した、彦根市出身の大橋悠依さんらが大会の開幕を告げる火を灯しました。

またライフル射撃の山田聡子選手とレスリングの藤井達哉選手が「湖国滋賀で生まれた感動がすべての人の心に刻まれ、力強く生きる力と未来への希望として引き継がれていくように、最後まで全力を尽くし競技することを誓います」と力強く選手宣誓を行いました。
大会は28日から10月8日までの11日間にわたって行われます。
滋賀県が44年ぶりに男女総合優勝・天皇杯を獲得できるか、競技の結果にも注目です。