阿弥陀寺遺跡 室町時代のものとみられる石垣発見
2025年10月27日(月) 18:35
県文化財保護協会によりますと、阿弥陀寺は平安時代に建立されたと伝わる山寺です。
新たに発見された遺跡北側の石垣は、高さ約2・2メートル、長さ約9・4メートルで、縦50センチ、横1メートルほどの中型の石材を使った基底石が並んでいて、15世紀末から16世紀初頭のものとみられるということです。

この石垣から直角に曲がって続く東側の斜面にも基底石が見つかり、北側の基底石と標高がほぼ同じなため、石垣が続いていたことが推測されるということです。
この石垣は生活する場所をつくるため、斜面を平坦に造成して補強する目的で設置されたとみられています。今回の発見で、石垣が直角になっているとみられることや、位置関係などから室町時代の阿弥陀寺の北の端が確認できたとしています。