不同意わいせつ未遂などの罪 元教員の初公判で起訴内容一部否認
2025年10月28日(火) 20:05
10代の女性へのわいせつな行為などで神奈川県青少年保護育成条例違反や不同意わいせつ未遂の罪に問われている元高校教員の男(36)の初公判が大津地裁で開かれました。男は起訴内容について、一部否認しました。
検察の冒頭陳述などによると、元高校教員の男は、大津市内の私立高校で教員だった去年2月、神奈川県横浜市内のホテルで当時17歳だった女性の胸を触るなどのわいせつな行為をした神奈川県青少年保護育成条例違反と、今年5月、大津市内で当時17歳の女子生徒に対し、自動車内で隣に座って体を密着させたりキスをしようとした不同意わいせつ未遂の罪に問われています。
28日の初公判で元高校教員の男は条例違反に関して「間違いない」と認めたものの、「女子生徒の隣に座った事実はあるが、体を密着させ、手を握ったりキスをしようとした行為は行っていない」と不同意わいせつ未遂については起訴内容を否認しました。
検察側は冒頭陳述で、元高校教員の男は、大津市内のボランティア活動に参加した女性を車で自宅に送る際に犯行に及んだと指摘しました。
弁護側も不同意わいせつ未遂については「わいせつに当たる行為はない」と述べ、起訴事実について争う方針です。