ユネスコ無形文化遺産「大津祭の曳山行事」追加登録が正式決定
2025年12月11日(木) 18:37
日本時間の11日午後2時半ごろ、インドで開かれたユネスコ政府間委員会で登録が正式に決定されると、大津祭曳山展示館は歓声に包まれました。

13基の曳山が大津市内を巡行する「大津祭」は、大津市にある天孫神社の祭礼として江戸時代初期に始まったとされ、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。

ユネスコ無形文化遺産には2016年、日本の「山・鉾・屋台行事」として33件が登録されていますが、今回、茨城・新潟・富山の3件とともに「大津祭の曳山行事」の追加登録が決定しました。滋賀県内では、長浜曳山祭に続いて2件目となります。

大津祭保存会・古家弘巳会長は「9年間待った甲斐があった。これで世界に羽ばたける大津祭という感じになった。世界の人に見ていただける祭にしていく。素晴らしい曳山に育てあげていくことが1番肝要かと思っている。」と話していました。