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ロンドンオリンピックで銀メダルに輝いた元ウエイトリフティング選手の三宅宏実さんが高校生に実技指導しました。
今年秋に開かれる「わたＳＨＩＧＡ輝く国スポ」のウエイトリフティング競技は、高島市の安曇川高校が会場となります。５月２７日に行われた実技指導には、安曇川高校ウエイトリフティング部の部員のうち８人が参加しました。

指導にあたった、元ウエイトリフティング選手の三宅宏実さんは、２００４年のアテネから５大会連続でオリンピックに出場し、２０１２年のロンドンオリンピックで銀メダルに輝くなど、日本のウエイトリフティング界をリードしてきました。

実技指導で三宅さんは部員の動きを確認し、持ち上げる際の膝の位置や姿勢など、一人ひとりに対してアドバイスをしたり、それぞれにあった練習方法を提案したりしていました。

憧れの存在に最初は緊張していた部員でしたが、指導を受ける中で力を発揮し、自己記録を更新する姿も見られました。
安曇川高校ウエイトリフティング部の部員からは「もっともっと今以上に頑張って、三宅さんに追いつけるように頑張りたい。」や「自己新が出てうれしい。今回教えてもらったことを次の近畿大会やインターハイに生かしていきたい。」と自信がついた様子で力強く話していました。
ロンドン五輪銀メダリストの三宅宏実さんは「自己新が出て、笑顔がたくさん見られた。それが伝染いくことで良い雰囲気で強くなっていってほしい。」とエールを送っていました。
「わたＳＨＩＧＡ輝く国スポ」のウエイトリフティング競技は、１０月３日から７日まで行われます。

警察の職務に欠かせない事情聴取と通信指令の技術を競う競技会が３日、彦根署で開かれました。
彦根警察署で開かれた通信指令技能競技会は、警察官の無線通信技術向上を目的に毎年行われているものです。３日は地域課の警察官６人が通信指令係と現場係に分かれ、２人１組で競技を行いました。

競技は「ドラッグストアで万引きが発生し、犯人がバイクで逃走した」という想定で行われました。１１０番通報を受けた指令係と現場の警察官が連絡を取りつつ、被害状況の確認や犯人の特徴の聞き取りなど犯人が確保されるまでのやり取りの的確さなどが審査されました。
彦根署では今後もこうした競技会を通じて、通信指令技術の向上に努めたいとしています。なお６月末には県内各警察署から集まった警察官による競技会が開かれるということです。

６月３日は「測量の日」です。子ども達に測量技術への関心を深めてもらおうと、大津市の小学校では測量体験が行われました。
暮らしの中で不可欠な「測量」。そのルールを統一しようと１９４９年の６月３日、「測量法が交付され、「測量士」という国家資格が誕生しました。
この６月３日に合わせ、滋賀県測量設計技術協会では、県内の小学生を対象に、毎年、測量体験を行っていて、１２回目となるこの日は、大津市の小野小学校の６年生１４人が参加しました。先ずは、歩いて距離を測る「歩測」に挑戦しました。

児童らはまず、自分の１歩の距離を知るため、２０メートルを何歩で歩くか数えます。
この後、ボールを投げてみて、そこまでの歩数から距離を計算。メジャーでの計測と比較しました。

歩測に挑戦した児童は「だいぶ外れてしまった。１メートル弱...」と難しさを感じながらも楽しく学んでいる様子でした。
他にも、専用の計測器を使って、２つの目標物の高低差を測ったり、計測器と対象物を結ぶ角度からその高さを測る手法で、身長を測ったりしていました。

最後は、測量の技術を使って体育館に準備された、５０００分の１のびわ湖と記念撮影。
測量を肌で感じる時間となりました。

去年１２月から今年５月までのびわ湖のアユの漁獲量が過去最低になったことを受け、滋賀県漁業協同組合連合会らが３日、滋賀県知事に緊急要望を行いました。
去年１２月から始まった今シーズンのアユ漁について、県漁業協同組合連合会によりますと、温暖化などの影響からか先月までの漁獲量は過去５年間の平均の４割程度にあたる１７トンに留まり、過去最低の不漁となったことがわかりました。

こうした状況を受けて、３日、県漁業協同組合連合会や県河川漁業協同組合連合会などの４団体が三日月知事に緊急要望を行いました。
要望では、
・産卵させる親アユの放流量を去年増やした量と同じ２０トンにすることや
・８月の放流時期を水温が下がる時期にずらすこと
などを求めており、漁業協同組合連合会の佐野高典代表理事会長から三日月知事に要望書が手渡されました。

要望を受けた三日月知事は、今回の不漁を「強く憂慮、心配している」とし、原因の調査や研究など「県でできることは最大限やりたい」と答えました。

県漁業協同組合連合会の佐野高典代表理事会長は「水産業全体に影響が出てくる。びわ湖全体のアユの需要が減ってしまう。危機感を持っている。知事も理解を深めてもらっているので、我々漁業者にとっても力強い。」と話していました。