2025年12月9日(火)のニュース
2025年12月9日(火) 19:26
トクリュウから県民を守れ
匿名・流動型犯罪グループいわゆる「トクリュウ」による闇バイトや特殊詐欺などの犯罪が増加する中、県警の幹部らで構成される「犯罪抑止戦略推進本部員会議」が開かれました。
県警と県は、今年1月に「トクリュウ・闇バイト・詐欺・強盗緊急対策プラン」を策定し、関係機関などと連携して、情報発信や対策を進めていますが、県内でも被害は後を絶たず厳しい状況が続いています。
県警によりますと、県内の特殊詐欺の認知件数は、今年に入って10月末までで332件・被害総額は10億円を超えています。これは件数・被害総額ともに、去年1年間をすでに上回っています。
県警では、常に最新の手口を踏まえ、それぞれの年齢層などに合った方法で注意喚起を行うとともに、全国の警察と協力を強めてトクリュウの組織や資金活動の解明と摘発を進めていく方針です。
県警と県は、今年1月に「トクリュウ・闇バイト・詐欺・強盗緊急対策プラン」を策定し、関係機関などと連携して、情報発信や対策を進めていますが、県内でも被害は後を絶たず厳しい状況が続いています。
県警によりますと、県内の特殊詐欺の認知件数は、今年に入って10月末までで332件・被害総額は10億円を超えています。これは件数・被害総額ともに、去年1年間をすでに上回っています。
県警では、常に最新の手口を踏まえ、それぞれの年齢層などに合った方法で注意喚起を行うとともに、全国の警察と協力を強めてトクリュウの組織や資金活動の解明と摘発を進めていく方針です。
2025年12月9日(火) 19:06
「瀬田の唐橋」に落書き 住民ら憤り
大津市にある近江八景の一つ「瀬田の唐橋」に落書きが確認され、近隣住民から憤りや悲しみの声が上がっています。警察も器物損壊容疑で捜査を進めています。
近くに住む礒田英清さんは12月初旬、散歩中に唐橋の落書きに気づきました。
「瀬田の唐橋は、大津市の大きな誇りになっている。これを守り続けていく唐橋の伝統をね。たくさんの人々が掃除されたりしている、守るために。やはりこれはちょっと許せない」と力を込めました。
落書きは1カ所だけでなく、橋脚や付近の路面、ベンチなど確認できるだけで約10カ所に上りました。唐橋の近くには、大ムカデを退治した伝説にちなみ、弓を射る武士が表現されている斜面にも落書きがありました。
「橋守神社」として知られる龍王宮秀郷社の代表役員、平井章夫さんは、次のように話しました。「参拝者に説明する中で『これ落書きじゃないですか?』と言われた時に分かった。ものすごくショックを受けている。悪質だ。落書きではなく、描いた人はアートと思っているかもしれないが、いい加減にしてほしい」。
また、自転車でびわ湖を1周する「ビワイチ」のルート周辺の公衆トイレや路面にも落書きが確認できました。瀬田川観光船組合の𠮷川勝美組合長は「週に何回かきれいにして、少しでもきれいに使ってもらおうとやっているのに、それをこんな落書きして、何をしているんだと」と憤りを隠しませんでした。
11月21日以降、住民らから110番通報を受け、大津警察署は器物損壊容疑で捜査を進めています。県大津土木事務所によりますと、唐橋への落書きが5カ所で確認されたとし、警察への被害届提出を検討していて、今月中に対応を決めるとしています。
近くに住む礒田英清さんは12月初旬、散歩中に唐橋の落書きに気づきました。
「瀬田の唐橋は、大津市の大きな誇りになっている。これを守り続けていく唐橋の伝統をね。たくさんの人々が掃除されたりしている、守るために。やはりこれはちょっと許せない」と力を込めました。
落書きは1カ所だけでなく、橋脚や付近の路面、ベンチなど確認できるだけで約10カ所に上りました。唐橋の近くには、大ムカデを退治した伝説にちなみ、弓を射る武士が表現されている斜面にも落書きがありました。
「橋守神社」として知られる龍王宮秀郷社の代表役員、平井章夫さんは、次のように話しました。「参拝者に説明する中で『これ落書きじゃないですか?』と言われた時に分かった。ものすごくショックを受けている。悪質だ。落書きではなく、描いた人はアートと思っているかもしれないが、いい加減にしてほしい」。
また、自転車でびわ湖を1周する「ビワイチ」のルート周辺の公衆トイレや路面にも落書きが確認できました。瀬田川観光船組合の𠮷川勝美組合長は「週に何回かきれいにして、少しでもきれいに使ってもらおうとやっているのに、それをこんな落書きして、何をしているんだと」と憤りを隠しませんでした。
11月21日以降、住民らから110番通報を受け、大津警察署は器物損壊容疑で捜査を進めています。県大津土木事務所によりますと、唐橋への落書きが5カ所で確認されたとし、警察への被害届提出を検討していて、今月中に対応を決めるとしています。
2025年12月9日(火) 18:56
介護中の夫を殺害した罪に問われている妻の裁判 検察は懲役6年を求刑
今年1月、当時草津市のマンションで、介護していた夫の首にひもを巻きつけて殺害したとして殺人の罪に問われている71歳の妻の裁判員裁判で、検察側は9日、懲役6年を求刑しました。
殺人の罪に問われているのは、大津市に住む無職の妻(71)です。起訴状などによりますと、妻は今年1月、当時住んでいた草津市野路のマンションの自宅で、同居する夫(当時76)の首をひもで締め付け、窒息させて殺害したとされています。
大津地裁で開かれた9日の公判で、検察側は、2回にわたり夫の首を絞めるなど犯行が強固な殺意に基づく執拗なものであることや、経済的に余裕のある姉という周囲に頼れる人がいたが、頼らず夫に対する長年の嫌悪感が高じて一方的な判断で夫の命を奪ったと非難しました。
ただ、妻が軽度の認知症で、十分ではないものの、夫を介護するなど、「一定程度酌むべき事情がある」とし懲役6年を求刑しました。
一方、弁護側は脳出血の影響により、左半身が不自由な中で夫の介護を続けなければならない絶望感があったことや被告が罪を反省し、姉夫婦の元で支援を受け続けることができることなどから懲役3年執行猶予5年が相当だとしています。
裁判は9日結審し、判決は11日に言い渡されます。
殺人の罪に問われているのは、大津市に住む無職の妻(71)です。起訴状などによりますと、妻は今年1月、当時住んでいた草津市野路のマンションの自宅で、同居する夫(当時76)の首をひもで締め付け、窒息させて殺害したとされています。
大津地裁で開かれた9日の公判で、検察側は、2回にわたり夫の首を絞めるなど犯行が強固な殺意に基づく執拗なものであることや、経済的に余裕のある姉という周囲に頼れる人がいたが、頼らず夫に対する長年の嫌悪感が高じて一方的な判断で夫の命を奪ったと非難しました。
ただ、妻が軽度の認知症で、十分ではないものの、夫を介護するなど、「一定程度酌むべき事情がある」とし懲役6年を求刑しました。
一方、弁護側は脳出血の影響により、左半身が不自由な中で夫の介護を続けなければならない絶望感があったことや被告が罪を反省し、姉夫婦の元で支援を受け続けることができることなどから懲役3年執行猶予5年が相当だとしています。
裁判は9日結審し、判決は11日に言い渡されます。
2025年12月9日(火) 18:45
大津市の住宅で火事 3棟全焼など
9日朝、大津市にある2階建ての住宅で火事がありました。火は周辺の住宅にも燃え広がり、3棟が全焼。4棟が一部燃えました。
火事があったのは、大津市御殿浜にある2階建ての住宅で、午前8時40分ごろ、「家から煙が出ている」と近隣住民から消防に通報がありました。
消防によりますと、火は近隣の6棟の住宅に延焼。通報から約7時間半後の午後4時15分に消し止められ、火元の住宅を含む3棟が全焼、その他4棟も一部燃えました。火元となった家の住民全員とは連絡が取れていて、男性1人が軽傷で病院に搬送されていますが、命に別状はないということです。
また、延焼した家の住民に逃げ遅れはなく、けが人はいないということです。警察と消防では出火原因などについて調べを進めています。
火事があったのは、大津市御殿浜にある2階建ての住宅で、午前8時40分ごろ、「家から煙が出ている」と近隣住民から消防に通報がありました。
消防によりますと、火は近隣の6棟の住宅に延焼。通報から約7時間半後の午後4時15分に消し止められ、火元の住宅を含む3棟が全焼、その他4棟も一部燃えました。火元となった家の住民全員とは連絡が取れていて、男性1人が軽傷で病院に搬送されていますが、命に別状はないということです。
また、延焼した家の住民に逃げ遅れはなく、けが人はいないということです。警察と消防では出火原因などについて調べを進めています。