博物館が動物園に!? 動物テーマの企画展
2025年5月1日(木) 19:18

長浜城歴史博物館で開かれているこの企画展は、博物館で動物園の気分を味わってもらおうと開かれたもので、会場には南北朝時代から昭和までの県や長浜市の指定有形文化財を含む絵画や工芸品など33点が展示されています。
展示作品の中には―
江戸末期の彦根藩主・井伊直弼の娘・砂千代の調度品「犬張子」。
犬をかたどった紙製の蓋付の箱で、中には守り札が納められました。犬はお産が軽くて生育が良いとされ、安産や幼児の魔除けとして枕元に置かれたということです。

長浜市出身の彫刻家・西川亮次の作品「木彫鯉置物」。
鯉が、今この瞬間も泳いでいるような迫力と質感が特徴です。

県有形文化財の銅鏡「梅樹双雀文鏡」。
満開の梅の木の下で遊ぶ2羽のスズメが描かれ、のどかな春の情景が表されています。

この特別企画展「ようこそ!長浜城 春の動物園へ」は6月8日(日)まで長浜城歴史博物館で開かれています。