約100年間行方不明 信長の朱印状再発見
2025年5月2日(金) 18:39

見つかった朱印状は、織田信長が1568年9月に東近江市の百済寺に対して出した条令で、百済寺を祈願所とすることや寺の財産や行事の保障について記されています。

楮紙という丈夫な和紙で、縦31センチ・横が約44センチ、官職である弾正忠と記され、「天下布武」の朱印が押されています。
東近江市によりますと、武運長久などを祈る祈願所としている点は珍しく、特別な位置づけがなされているということです。
この朱印状は、1929年刊行の郷土誌「近江愛智郡志」に掲載されて以降、行方が分からなくなっていましたが、市が2022年度から行っている百済寺の古文書調査で再発見されました。