長寿寺の伝統行事 児童が「鬼走り」体験
2025年5月21日(水) 19:02

伝統行事「鬼走り」の体験は国宝の本堂で行われ、3年生約40人が参加しました。
「鬼走り」は無病息災などを願う伝統行事で、鬼役を務めると一人前と認められる「成人式」の意味合いもあったということです。

まず児童たちは、藤支良道住職や地域住民から指導を受け、太鼓や鉦の打ち方や鬼役の動きを練習。その後、体験本番に臨みました。
藤支住職の「雷声!」という掛け声を合図に、たいまつや太刀、槍などを持った鬼役が登場。
太鼓や鉦がよりいっそう大きく打ち鳴らされ、鬼役を追い払いました。
参加した児童らは「緊張したし、楽しかった」「もう1回やりたい」「うれしかった、いろいろ知れて満足」と笑顔で話していました。
藤支住職は「とても熱心に参加してくれて、寺のことも興味を持ってもらえて大変うれしく思う。子どもの成長を祝うとても良い行事だと思うので、地元だけでなく地域に理解が広まってたくさんの人に参加してもらえる伝統行事になっていけばうれしい」と話していました。
