湖東記念病院 国賠訴訟 地裁判決受けて 県は控訴せず
2025年7月25日(金) 19:09

県警本部 池内久晃本部長は25日の会見で「被告・滋賀県の主張が認められていない部分はありますが、今回の判決内容を重く受け止め、原告のご心労やご負担にも思いをいたし、控訴しないことと致しました。」と述べ、大津地裁の判決を受け入れ、控訴しない考えを明らかにしました。

この裁判は、2020年のやり直しの裁判=再審で、殺人罪の無罪が確定したことを受け、西山さんが県警や検察に違法行為があったとして、国と県に損害賠償を求めていたものです。
7月17日の判決で大津地裁は、警察官による違法な取り調べがあったことを認め、県に対し、約3100万円の賠償を命じました。
判決後、西山さん側は県に対して控訴しないよう求める申し入れ書を提出しており、県の対応が注目されていました。

控訴しない方針を決めたことについて三日月知事は、県警の違法性を認めた上で、西山さんの思いを大切にしながら今後対応していく考えを示しました。
