県平和祈念戦没者追悼式
2025年8月30日(土) 18:48


県平和祈念戦没者追悼式には、遺族ら約680人が出席しました。滋賀県の先の大戦での戦没者は3万2715人に上ります。黙とうを捧げた後、厳かな雰囲気の中が献花が行われ、出席者は平和を願っていました。
そしてこの後、沖縄や鹿児島で戦跡などを訪れた体験を基に中学生と高校生が、平和への思いを語りました。

「集団自決で愛する人を愛しているから殺すという今では考えられないようなことが起こっていたと知り、心が締め付けられました。私たち人間は過去の戦争にたくさんのことを学んだはずなのに、同じことが繰り返されているのは、みんなの記憶から戦争の苦しさや怖さが薄れていっているからだと思いました」

「自らの手で命を終えてまで戦争に勝つことが優先されてしまう。人をそのような思考に至らしめる戦争の状況の異様さに私は恐怖を覚えました。私にできることは80年前の事実に目を背けることなく知り、学び、戦争体験者の記憶を次の世代に伝えていけるかどうかということに他ならないと思います」。