農作物の出来占う 古知古知相撲を奉納
2025年9月9日(火) 18:36

この「古知古知相撲」は多賀大社の神主家の皇子らが伊吹山の八岐大蛇を退治したという故事にちなみ、毎年、重陽の節句の9月9日に奉納されています。

名前の「古知古知」は、「古い出来事を偲ぶ」という意味を持ち、その勝敗によって今年の農作物の出来が占われます。勝てば豊作とされる東方・多賀の里を務めるのは、多賀町で木造建築の実習を行う滋賀県立大学1年の橋本騰磨さん。対する西方・寿命ヶ石を務めるのは、同じく滋賀県立大学1年の久保陽生さんです。
取り組みは3番勝負。相撲は初めてという2人ですが、初戦から激しくぶつかり合います。

1対1と互角の戦いを繰り広げ、最後は、東方・橋本さんが勝ち、今年は「豊作」と占われました。2人は、この後、総勢170人の大行列に参加し、神社からお旅所までの道のりを練り歩きました。
