滋賀短大×社福法人「湘南学園」 学福連携で防災グッズ開発
2025年9月10日(水) 18:13

連携の第1弾として開発されたのは、ドーナツ型の着火剤「ちゃっかりドーナツ」です。

防災やアウトドアで使えるこの着火剤は、湘南学園の障害福祉サービス事業所「れもん会社」で、積み木や置物などの木工製品を作る際に出るヒノキの廃材を使って、滋賀短期大学のデジタルライフビジネス学科の学生らが、学科の「食健康コース」で出た廃油を混ぜるなどして開発しました。普段はインテリアとしても使えるかわいさに「意外性」があるとしてデザインが決まりました。

10日の協定式には、湘南学園の塚本秀一理事長と、滋賀短期大学の秋山元秀学長が出席し、協定書に署名しました。

湘南学園・塚本理事長は「資材の有効利用から、環境保全あるいは地域貢献につながるような連携が新たにできることは大変うれしく思う」と感謝と今後の期待を込めて話していました。
滋賀短期大学・秋山学長は「短期大学が活性化しながら、地域での役割を果たすためには、いろんな形での地域との連携が非常に重要なことだと思っている」と地域連携の大切さを語っていました。
今後は、滋賀短期大学のビジネスコミュニケーション学科の学生が販売プロモーションを担い、キャンプ場やバーベキュー場への売り込みや、インターネットでの販売も進めていくということです。
なお、9月13日には大津駅前広場で、「ちゃっかりドーナツ」の限定販売や同じく廃材を使って作った「防災かまど」の製作教室などが開かれることになっています。