大津祭を前に 児童らが伝統のお囃子を聴く
2025年9月10日(水) 18:30

大津祭は、江戸時代から続く天孫神社の祭礼で、国の重要無形民俗文化財に指定されています。

大津市の中央小学校では、地域の文化である大津祭を学び、未来に継承していくプロジェクトに取り組んでいます。
10日は、13基ある曳山の1つ「郭巨山」でお囃子を演奏するお囃子方が学校を訪れ、児童たちの前で生の演奏を披露しました。

演奏を聞いた児童たちは感心した様子で「古くから(お囃子の)演奏があって今も受け継がれているのがすごいなと思った」や、「坂とかに合わせた音楽とかがすごく考えられていてすばらしいと思った。できれば全国の人に伝わってほしい」と魅力を感じ取っているようでした。
大津祭郭巨山保存会・梅村正司さんは「世の中の世情が変わっても守るべき大事なものを守り、この祭を後世につないでいく。そのためには小さなお子さんたちに大津祭の良い所をぜひ知ってもらって未来につながればなと思っている」と話していました。
児童らは10月10日の大津祭で全校児童全員でスタンプラリーをしながら、曳山がある13か所を回るということです。