全国でトップの謝罪相次ぐ 臨時の警察署長会議
2025年9月11日(木) 18:14

11日の会議で、滋賀県警 池内久晃本部長は「先週開催された臨時全国警察本部長会議において、警視庁公安部や神奈川県警察における不適正事案の発生などの最近の情勢を踏まえ、警察に対する信頼回復に向けた取組を強化するための各種指示がなされました。その背景事情には、当県における国家賠償請求訴訟の経緯も含まれています。」と述べ、集まった署長ら約70人に適正な捜査の指揮と管理の徹底や、取り調べの適正化の必要性を強調しました。

また、やり直しの裁判で無罪判決が出た湖東記念病院の事件で、一部の捜査報告書や供述書が検察に送致されていなかったことに触れ、全ての資料や証拠を送致するという基本を徹底するよう求めました。
このほか、神奈川県のストーカー被害で、神奈川県警の女性への対応が不十分で不適切だったとする検証結果を踏まえ、被害者の安全を守る事案は事態が急展開し、重大事件に発展する恐れが極めて高いという特性があることを認識する必要があるとして、組織的な対応を徹底するよう求めました。
