全国の大学生が集まり オオバナミズキンバイを駆除
2025年9月12日(金) 18:42

「琵琶湖外来水生植物除去大作戦」と題するこの活動は、全国の大学生が集まるNPO法人・国際ボランティア学生協会IVUSAが、2013年から毎年行っているものです。
活動は3日間の予定で、初日の12日は、高島市の針江浜湖岸緑地公園に、東北から関西までの学生約200人が集まり、オオバナミズキンバイの駆除にあたりました。

滋賀県によりますと、オオバナミズキンバイは減少傾向にあるものの、一部の地域で局地的に増えていて、特に機械が使えないヨシの植栽地では、マンパワーでの駆除が不可欠だということです。
学生らは、岸辺のオオバナミズキンバイを抜き取ったり、丸めて足で水に沈め、その上から泥で覆って枯れさせる方法も取り入れ、一斉に駆除にあたりました。

オオバナミズキンバイは、水陸どちらでも育ち、ちぎれた茎などを少しでも残すとそこからまた広がります。このため学生たちは、抜き取ったものはあらかじめ用意したブルーシートの上に運んでいきました。
国際ボランティア学生協会・東夏菜リーダーは「200人が集まるのが魅力で、(ボランティアが)遠くからも足を運んでくれる。元あった暮らしが無事にできるように。びわ湖の周りに住む人や在来種の生物が苦しむことがないようにすることが、私たちの目指すびわ湖の形だと思う。」と話していました。
14日まで続くこの活動には、延べ650人の学生が参加する予定で、約4500平方メートルにわたるオオバナミズキンバイの駆除を見込んでいるということです。