室戸台風から91年 被害を受けた小学校で慰霊式
2025年9月19日(金) 18:45

室戸台風は、1934年9月21日に襲来し、京阪神を中心に大きな被害をもたらしました。

山田小学校でも、この室戸台風の直撃により木造校舎が倒壊し、児童17人・教師1人が亡くなりました。
学校では、犠牲者の霊を慰めるとともに、近年発生する自然災害に対して防災意識を高めてもらおうと、毎年この時期に、慰霊式を行っています。
式では、黙とうに続いて児童の代表らが、犠牲者の遺影に向かって花を手向けました。

この後、室戸台風の被災者の話を基に作られた資料などを使って、児童らに当時の状況などが伝えられました。
式を終えた児童は「大勢の人の命がなくなった災害の事は知らなかったけど、こういう災害を大事に語り継いでいこうと思いました」や「色々な人が対策をしていって、一人一人が気を付けていくことだと思った」と話していました。
式典の後には、校庭にたたずむ慰霊碑に、地域の代表者らが献花を行いました。
