返還要求運動の輪を広げる 滋賀の北方領土視察団が出発
2025年10月29日(水) 19:38
滋賀県では日本固有の領土の「歯舞」「色丹」「国後」「択捉」の北方4島の返還を求め、県や各市町の議会、民間団体などで構成される「北方領土返還要求運動滋賀県民会議」が毎年、視察団を派遣しています。

43回目となる今回の視察団には29人が参加し、県庁前で出発式が行われました。
今回の団長を務める県議会の目片信悟議長が「北方領土返還は、戦後80年という長きに渡り、日本国民が悲願として取り組んできた。運動を継続することで、その声や力がロシアに、世界に届くことを目的に、視察団として根室市をはじめ北海道庁を訪問する。」と出発にあたっての決意を述べました。

視察団は、29日から31日までの3日間、海上からの国後島の視察や元島民との意見交換をするほか、北海道庁と根室市役所への表敬訪問などを通して返還要求運動の輪を広げることにしています。