大津市の比叡山延暦寺では1200年以上続く祈りの炎に願いを込める「比叡の大護摩」が営まれました。「不滅の法灯」は、伝教大師・最澄によって灯され、1200年以上、消えることなく燃え続けているとされています。「比叡の大護摩」では、この「不滅の法灯」から採った火に、願いが書かれた護摩木が投げ入れられました。なかでも、「特別大護摩木」は、比叡山の霊木から時間をかけて作られたもので、お参りにきた人が藤波源信大阿闍梨に手渡し、祈祷がなされたあと、炎に包まれました。護摩木は、事前にウェブサイトを通じて申し込むこともでき、「世界の子ども達が安心して暮らせますように」といった願い、約1万本が用意されました。また、今年から、英語サイトの運営をはじめたところ、アメリカやカナダ・カンボジアなど海外からの申し込みもあったということです。