あいば野演習場不明の砲弾 場内に着弾と発表
2025年7月17日(木) 19:22

今年2月、高島市にある演習場で、射撃訓練中に着弾が確認できない事故があったことについて、陸上自衛隊中部方面隊は砲弾の破片が演習場内で見つかったと発表しました。外部に危険が及ぶことはないとしています。
今年2月3日、高島市にある陸上自衛隊あいば野演習場では、中部方面特科連隊が155ミリ榴弾砲の射撃訓練を行っていましたが、着弾が確認できない事故がありました。
中部方面総監部によりますと、砲弾はどこに飛んだか不明でしたが、捜索の結果、目標の設置場所から西に約2キロ離れた演習場内で発見された金属片が、その砲弾の破片であると7月11日に特定したということです。
演習場内に着弾して破裂していて、外部に危険が及ぶことはなかったとしています。
砲弾が見つかったことについて、高島市の今城克啓市長は「演習場内での着弾が確認されたものの、今回が5度目の憂慮すべき事案であり、自衛隊に対する市民の信頼を揺るがす重大な事案として重く受け止めてもらいたい。速やかに徹底した原因究明と具体的かつ実効性のある再発防止策を、防衛省各所に改めて強く要請する」としています。