そば粉産地偽装 元役員らに有罪判決
2025年7月18日(金) 18:17

外国産を混ぜたそば粉を純国産と偽り販売したなどとして、不正競争防止法違反などの罪に問われている滋賀県大津市のそば粉製造会社と元社長らの裁判で、大津地裁は18日、元社長らに懲役2年、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。
不正競争防止法違反や詐欺などの罪に問われていたのは、大津市のそば粉製造会社「山本そば製粉」と、元役員の男・76歳、それに弟・72歳です。
判決などによりますと男らは去年5月と6月、国産の原材料に外国産を混ぜて製造したそば粉やそばのムキ実に、純国産と表示したラベルを貼るなどし、取引先に納品したとされています。
18日の判決で、青木崇史裁判官は、「被告らによる産地偽装は、競争の秩序を害するもので悪質だが、反省がみられる」などとして、被告2人に懲役2年、執行猶予3年の有罪判決と、会社に罰金200万円を言い渡しました。