秋の褒章 滋賀県内から14人
2025年11月4日(火) 19:38
彦根市の農業・柴田幸弘さん68歳、
栗東市の農業・中島豊勝さん76歳、
大津市の土地家屋調査士業・中野正章さん66歳
守山市の元ホテル従業員・中村和彦さん64歳
高島市の和菓子製造業代表・西沢勝治さん63歳
高島市の建設会社社長・八田庄平さん64歳
日野町の畜産業代表・森繁夫さん73歳の、7人が受章しました。
また、公衆の利益に貢献した人に贈られる「藍綬褒章」は
消防功績として、大津市の井口清美さん67歳、
選挙関係事務功績として、長浜市の大橋松行さん74歳、
社会福祉功績として、草津市の岡田やよいさん67歳、
消防功績として、彦根市の北川幸夫さん63歳、
厚生保護功績として、東近江市の中澤正孝さん75歳、
消防功績として、栗東市の宮城 源さん68歳、
酒類業振興功績として甲賀市の山中正一さん73歳の、7人が受章しました。
「黄綬褒章」を受章した西沢勝治さんは、高島市安曇川町で1932年から続く菓子店「西近江湖風菓とも栄」の3代目として、和菓子作りの技術と表現力を磨いてきました。
西沢さんは、特に工芸菓子の技術に優れ、全国菓子大博覧会で数々の賞を受賞。2008年には、最優秀賞を獲得しました。

さらに、2014年度には国から卓越した技能者・「現代の名工」としての表彰も受けています。

京都での修行中に、工芸菓子に出会った西沢さん。最初は同年代の技術の高さが憧れだったといいます。
西沢さんは「無我夢中でやってきた。やっぱり苦しかった時期もあった。それを乗り越えるために色々苦しんでやってきた。」とこれまでを振り返りながら語っていました。
現在は、全国で和菓子作りの講師も務め、次世代を担う人材の育成にも努めています。
西沢さん「お菓子を好きになってもらって、新しい感覚で今までと違うお菓子が生まれてくれば良いと思う。ぜひ和菓子に興味を持っていただき、和菓子業界に入っていただきたい。」と話していました。